30代技術士の成長記録

令和元年度技術士二次試験に合格した30代技術士(機械部門)の成長記録です

技術士二次試験 本番1ヶ月前の過ごし方

  あと1ヶ月で令和3年度技術士二次試験の筆記試験が行われます。皆さん勉強の方は順調でしょうか。あと3回しか土日がありませんので、時間の使い方も効率よく、効果的にを意識しましょう。今回は、本番1ヶ月前をどう過ごすか?を記事にしたいと思います。f:id:mechanicalpe:20200820230202j:plain

1ヶ月前までに終わらせておくべきこと 

キーワード学習 

 150〜200は抽出済で、暗記は100個程度完了していることが最低ラインです。暗記したかどうかの定義は、論文のキーワードとして使えること。一字一句記憶することは難しいですし、効率も良くありません。

 残りのキーワードは何となくの理解で留め、他の勉強にリソースを割きます。

過去問分析 

 令和元年、令和2年度の問題は一通り目を通して傾向を掴みましょう。採点基準のコンピテンシーにからめてどのような小問がでそうか?という目線で見てみると良いでしょう。問いの意味を理解し正確に答える訓練も必要です。またⅡ-1に関しては過去10年ほど見てみると、類似問題が出るケースがあり、こちらも問題予測に際し分析は必須です。

 

1ヶ月前から取り組むこと 

過去問やものづくり白書によって問題を予測する

 過去問を見てもらうと、時事問題を絡めた問題が出ることがあります。昨年で言うと午前でSDGsに関する問題が出ていましたね。今年はズバリ新型コロナに関連し『不確実性』について問題が出そうです。あまりここでは具体的なことはお伝えしませんが、昨年のものづくり白書のまとめ記事をご確認いただき復習して頂ければと思います。

 

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 予想問題の答案を完成させ覚える 

 予想問題に近い問題が出た場合、つまりホームランボールが来た場合は90点を取るつもりで問題が解けるようにします。よくあるのは、問題が予測できて正しい答えが書けなかったという話で、これがこの試験が難関と言われる所以かなと思います。問題予想と完璧な解答の作成はセットなので、ここは妥協しないようにしてください。解答を作ったら、聞き流しや休み時間に眺めるなどして暗記しましょう。ちなみに、この暗記作業は別に一字一句覚える必要はないので、必要な時に解答の手掛かりになる程度に考えておけばいいです。ちなみに私の場合、試験問題をあらかじめ予想しといておいたおかげで試験が楽になったと思います。

 試験問題が予想と少し違ったとしても、なんとか自分の守備範囲に引きずり込んで解答することになるでしょう。無理矢理でも筋が通っていれば問題ありません。

 

骨子の作成、キーワード抽出に慣れる 

 論文をひたすら作成する勉強方法は非効率的です。ひたすら文字を書き続けるというのは身体特に手や腰に対する負担が大きいです。体のケアもさることながら、負担を減らす勉強法に切り替えましょう。例えば、論文を作り切るよりも骨子作成までを繰り返したり、もっと短時間で終わらすなら、必要なキーワードを反射的に抽出するトレーニングをしましょう。

 骨子の作り方は別記事にも書いています。キーワードの抽出にはマトリクス表を使って暗記から始めるといいです。これも別記事にて紹介してます。

 

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 残り1週間の過ごし方を決める

 残り1週間はモチベーションをいかに維持するかが大切です。例えば得意な問題を何度もひたすら解くなど、自信を失わないようにするのも一つです。

これにより当日自信をもって挑むことができ、ここぞというときに冷静な判断が下せます。問題選択や骨子の作成時に迷いがでると結果ちぐはぐな論文が出来上がります。

 

最後に  

 試験勉強というのはただひたすら問題を解いたり暗記するだけでは非効率です。いつどんなことをするのか?私以外の合格者からも情報や意見を集め実践すると良いでしょう。

 次回は筆記試験時のトラブルシューティングについて記事にします。実際に受験して有効だったこと、反省点などを元に書きたいと思います。