30代技術士の成長記録

令和元年度技術士二次試験に合格した30代技術士(機械部門)の成長記録です

技術士が転職したらどうなる? 現状に不満を抱く方にお勧め

久しぶりの更新になります。数ヶ月色々あって、あまり時間がありませんでした。

今回のテーマでもあるのですが、転職について考える機会ができ、思い切って行動を起こしました。結果、4月から新しい会社で働くことになったわけですが、こんな私でも大手メーカーの研究開発職へのステップアップが叶いました。結果論かもしれませんが、今までのスキルや経験を裏付ける技術士という資格に助けられたことは言うまでもありません。

私が今まで描いていたキャリアパスの中で最高の結果が得られたと思います。もっとも、他にも選択肢はありましたので複数の最良の選択肢の中から選んだ道であると言っておきます。この辺は後で細かく触れるとして、技術士の資格を持っている人間が転職しようと思ったらどんな会社に転職できる?年収は?市場価値は?など気になるところを公開していきますので、参考になれば幸いです。まず今回は私の体験談から伝えていきたいと思います。

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転職で得られた結果

•中小企業から大企業へ

•年収150万UP

•製品開発から研究開発へ

•通勤時間は前職と同等、ただし転勤あり出張頻度多め

他にも内定を3社(電機メーカー、自動車メーカーなど)から頂きました。

転職活動期間

最短ではないと思いますが、私の場合内定承諾までに2ヶ月かかりました。一般的に3ヶ月、長くて半年などモチベーションや個々の事情によってまちまちだと思います。しかし、私自身がこれ以上仕事と並行して活動するには耐えられないと感じたので、ダラダラ続けない方が正解だったと考えます。

初めの1ヶ月は書類選考期間、翌月に一次面接と役員面接がありました。この面接期間が本当に予定がカツカツでしんどかったです。内定が出ても複数社で比較できるように、なるべく役員面接のタイミングを合わせるように工夫しました。

転職理由

私が転職しようと思った理由は、今の会社よりも自分のスキルが活かせる会社で仕事がしたいと思ったからです。

多くの人は、新卒で就職する際に大学で勉強したこととは関係ない仕事を選びます。これは仕方がないことですが、折角なら自分が一生懸命学んだ知識を仕事に活かせたらと思いますよね。この感覚と同じなのかなと思います。技術士をはじめ多くの資格を取得し、日々研鑽を続けてきましたが今の会社では活かせる道が段々なくなってきました。この様な状況はここ数年続いていましたが、ある人の話を聞いて、思い切って転職活動をしようと決断しました。

過去に転職を諦めた理由

皆さん過去に一度でも転職したいと思ったことはありますか。私は過去何度も転職サイトに登録しては諦めてを繰り返してきました。

転職活動をしない人の理由は、以下が多いです。

・年収、立場、人間関係に満足している(今よりいい会社がない)

・新しい仕事を覚えることが大変

・会社を変える際の手続きなどが面倒

 

つまり、メリットがあまりないと考える人が多いみたいですね。

転職活動をするには多くのエネルギーが必要です。普段の業務と並行して履歴書や面接など、多忙な方ほど負担が大きいです。このように、中々したいと思えないのは分かりますし私も同じでした。

ただ私の場合は、技術士の資格を有しています。転職活動を通して、世間の評価、優秀な方々から見てニーズはあるのか試したいという気持ちもありました。また中小企業に籍を置くなら、そのまま今の職場で働けばいいですしね。

一般的に転職しない理由は、現状に満足している場合がほとんどです。逆にそうでない場合は、多少の負荷が増えても転職活動をしてみた方がいいのかなと思います。

 

転職活動の準備

今時企業の採用ページから問い合わせて履歴書送付なんてことはやりません。転職サイトもしくは転職エージェントをつかいました。

私はビズリーチとリクルートエージェントに登録していました。登録する際に自分の経験やスキルの棚卸をする必要があります。多くの場合、レジュメ(職務経歴書のようなもの)が必要です。この辺りはテンプレートなどが用意されているので、事前にきっちりしたものを用意する必要はありません。

あと、周りに転職経験者がいたら相談出来るよう連絡を取り合っておくと良いですね。私は毎日のように相談してました。

 

転職活動の目標設定

目標設定は、転職活動に踏み切る動機にもつながるのでとても大切です。ここがブレていると、結局途中でやめてしまいます。

私の場合、

・今よりも年収を上げること

→最低でも現状維持〜100万UP程度

・技術力が活かせる環境が得られること

→募集がメーカーの製品開発、または研究開発職であること

ですね。これ以外は、基本的に紹介されてもお断りしてきました。

転職活動には妥協が必要

いくら希望があるとはいえ、必ず理想の会社と出会い、内定がもらえるとは限りません。

会社を選ぶ上で1番ネックになるところが勤務地だと思います。私もそうですが、家族がいてすでに子供が大きい場合、最初から単身赴任を覚悟で仕事を探さなければならないでしょう。しかし、企業によっては中途採用者には単身赴任手当を出さない企業は多いです。あくまで会社命令であれば出すと言うスタンス。転職により収入が増えても、結果無駄な出費が増えて意味がなくなります。

私は今自分が置かれている環境に不満はありませんが、本気で転職を考えるなら、結婚して子供が生まれる前もしくは、持ち家になる前がよかったと思います。

しかし、技術士自体が第二新卒など若い方が持っている資格ではありませんので、転職ありきで結婚を遅らせるというのは中々難しいでしょう。自分の中で重要なポイントは何か?を予め考えておく必要はありそうです。

私の場合、勤務地に関しては妥協し、仕事内容と収入UPをとりました。

 

最後に

今回転職活動をしてみてわかったことは、技術士の資格を活かして自分の希望を叶えることが出来るということです。これは、エージェントからの正直な評価や、面接で相手の反応などをみても明らかです。資格自体を評価してもらえたケースもありますが、それよりも技術士に至るまでの努力や熱意を評価されたケースが多かったです。しかし、それにはレジュメや面接でのアピールの仕方が重要です。このブログでまた詳細についてお伝えしていきますので、これから転職を考えている方の参考になればと思います。