30代技術士の成長記録

令和元年度技術士二次試験に合格した30代技術士(機械部門)の成長記録です

技術士二次試験筆記試験後にやるべきこと

 明日はいよいよ令和2年度の技術士二次試験の筆記試験が行われます。正確には総監部門が明日、その他の部門が明後日となっています。

 今年は延期があってここまで長かったですね。私も多くの記事を書かせていただきましたが、ここまで継続出来るとは思ってもみなかったです。記事を見ていただけるようになったおかげで、モチベーションの低下に耐えることが出来ました。このまま来年の合格発表までお付き合いさせていただきます。

 さて、本題ですが今回は技術士二次試験の筆記試験後にやるべきことについて記事にしていきます。

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筆記試験後にやるべきこと

 筆記試験後にやるべきことは以下の3つですね。

・再現論文もしくは骨子の作成

・再現論文の添削

・口頭試験の準備

再現論文もしくは骨子の作成

 ある程度耳にしたことがあるかと思いますが、筆記試験で書いた論文は持ち帰ることが出来ないため、再現論文を作成する必要があります。なぜ必要かというと、口頭試験対策になるためです。口頭試験の詳しい対策は別途記事にしますが、口頭試験では、コンピテンシーの評価の項目に従い、論文において不適切な内容や間違いを指摘される場合があり、そこで反省点、改善点などがしっかりと回答できるかどうかがポイントになります。ちなみに私は何も聞かれませんでしたが、それは筆記試験でA判定だったことが理由の一つかもしれません。突っ込みどころのある論文を作成した気がする場合は、再現論文を必ず行っておくようにしましょう。もし記憶が曖昧だという方は、骨子を清書するだけでも構いません。武器になるのであればなんだって使う心構えでいてください。最低でも自分がどのようなキーワードを使用したのか?が分かるようになっているといいですね。

 

再現論文の添削

 再現論文の添削は、作成した人のみが対象です。もし筆記試験の勉強の一環で、有料講座の添削を依頼していた場合は、追加で再現論文の添削もしていただけると思います。

 添削を依頼する理由としては、前述したように口頭試験対策になるためです。悪い点を客観的に指摘してもらうことは重要です。そしてもう一つは、口頭試験対策に気持ちを切り替えるためです。筆記試験の合格発表は例年3か月半後になりますので、そこまで受かっているかどうか分からない状態で待つのは正直つらいです。もし受かっている可能性が高いなら、直ぐにでも口頭試験対策を進めた方が良いです。もし不合格の可能性が高いなら、来年の筆記試験に向けて、キーワードの暗記や収集を少しずつ始めていくようにしたいですね。一年後の試験勉強を今からやるのか??と思われるかもしれませんが、私がもし同じ立場ならやりますね。何故なら、インプットした情報を忘れてしまうのがもったいないからです。今の状態をなるべく維持しつつ、来年の春ごろはゆっくり勉強した方が効率が良いと思いますので。

 

口頭試験の準備

 口頭試験の準備は、試験後すぐでなくてもいいですが、出来れば再現論文の添削結果を見たらすぐにでも始めてもらった方が良いですね。何故かというと、筆記試験合格から口頭試験まで最短で1か月弱しか時間がないためです。口頭試験の合格率は大体75%くらいといわれています(部署によってばらつきあり)。この情報を真に受けて、結構ゆっくりしてしまうんですよね。

 筆記試験合格という狭き門をくぐってきた人たちの中で合否を競う形になるため、実際の合格率はそんなに高くないと思った方が良いです。以前説明した通り余裕で合格出来る方もいれば、ぎりぎりで合格できる方もいるわけで、すでに技術士のような人たちと比べてあなたはどうでしょうか。下位25%に含まれているような気がするのであれば、他の方達よりも余分に対策をしていかないと合格の壁は越えられません。

 まずは、口頭試験用の参考書を購入しましょう。そして、口頭試験の模擬試験情報をインターネットで調査しましょう。今年は新型コロナウイルスの影響で、スクーリングや模擬試験の形態が変更になるかもしれませんし、もしかしたら開催されない場合が出てくると、早い段階で申し込みが締め切りになるかもしれません。合格発表前から申し込む場合の準備をしておくことをお勧めします。

 

 

 最後に

 試験前にその後の話をしてしまいましたが、記憶が新しいうちに再現論文に取り掛かれるようこのタイミングでの記事作成になりました。まずは目の前の筆記試験で無事に力が発揮できるよう心から祈念します。それでは頑張ってください。