昨日は令和2年度技術士二次試験の筆記試験合格発表でした。合格された方、おめでとうございます。このまま口頭試験対策をすぐに進めてください。初めに言っておくと、合格率が高いことが逆にプレッシャーとなります。精神的に辛い時期もあるかもしれませんが、あと少し合格まで頑張りましょう。私のブログでも口頭試験対策記事を投稿しています。是非参考にしていただければと思います。
そして不合格だった方、残念な結果となり心中お察しします。単純に努力が足りなかった、仕事が忙しかった、大変なミスをしてしまったなど理由は様々かと思います。しかし中にはどれだけ頑張っても合格できず、先が見えないと苦しんでいる方も多く見えます。今回はそんな方達向けに、今後どのように技術士二次試験と向き合っていけばいいか?を記事にしていきたいと思います。
まずゴールまでの距離を確認する
技術士二次試験の一般部門は全て論文試験になったため、自己採点がより難しくなりました。全ての結果が出てからしか点数の開示請求が出来ないですし、内訳が知れるわけではありません。つまり、あと何が足りないのか?を結果から判断することが困難です。
例えばC評価だったとして、20点以上足りなかったとします。しかし、何によって評価が低いのかは採点側にしかわからりません。
・キーワードが間違っているのか?
・文章の構成がまずいのか?誤字があるのか?
・題意に沿った回答になってないのか?
理由は様々です。
これがわからずに暗く長いトンネルから抜け出せない方も多いでしょう。闇雲に論文を書いても合格まで到達できません。
論文添削を活用しよう
筆記試験が終わってから口頭試験の準備を始めるために論文の添削を受ける方がいます。大手に申し込むと、今までのノウハウがありますから割と正確な指摘や点数を出してくれるかもしれません。私は利用しませんでしたが、多くの方々が利用している印象です。
論文添削は筆記試験後に募集がありますが、常に申し込みができるわけではなさそうです。実は口頭試験対策講座でも添削はしてくれますが、費用がかかりすぎます。そこで、個人の既技術士に論文を見てもらうという方法も一つの手段です。私も時間が少しかかるかもしれませんが、見させていただくことは可能です。1人で抱え込まないで客観的な意見をもって、合格までの課題を見つけましょう。
合格までに必要な努力を知る
そもそも合格者と同等の努力が出来ているのか確認しましょう。
努力の限界値は人それぞれです。貴方は今回試験に向かってどの程度努力できたでしょうか。そしてそれは合格者と比べてどうでしょうか。時間数、期間、意気込みなど様々な角度で比較してみましょう。私がこの前Twitterで投稿した内容です。このブログで発信した内容を抜粋したものです。
技術士二次試験。複数回の不合格を経験されている方は勉強時間、方法を見直してみましょう。私の場合
— チャック@技術士機械部門 (@Chuck_PEM) 2021年1月8日
・筆記試験480時間
・毎週20時間前後
・通信添削のみスクーリングなし
・キーワード学習、論文は全て手書き。常に湿布を手に貼っていた
・業務をアウトプットに使う
質だけでなく量も重視してました
試験に関する情報の調査は立派な勉強です。机に向かわない分息抜きにもなりますね。Twitterやブログなどネットで調べればいくらでも出てきます。
調べた結果、自分にはまだ努力が足りていないと思えば、少なくとも同じくらいは努力しましょう。合格率10%、運では合格出来ない試験。それが技術士二次試験です。
自分の覚悟を再確認
貴方はどれほどの思いで技術士になろうと決意しましたか?
会社に促されたから仕方なくですか?
後輩が先に取得してプライドが許さないからですか?
私が思うに、技術士になる頃つまり口頭試験を受けるころにはそんな動機消え去ってます。技術士になる人はそんな軽い動機で合格しない、と個人的には考えてます。もしそんなことないという人がいれば、口頭試験で嘘をついてますね。技術者倫理に反しますので、資格を返上したらいいです。
技術士法や技術者倫理綱領をもう一度読んでください。
本当に合格したければ、もう一度技術士を目指す理由を考えてください。そしてその為に苦労して努力出来る覚悟があるかを再確認しましょう。
ちなみに家族がいる方は、勉強時間も限られていて大変な思いをしながら勉強しているはず。しかしそれは家族も同じです。同じ目標に向かって貴方をサポートしてくれていませんか。合格して喜ばせたいなど理由が一つ増えますよ。
最後に
技術士二次試験合格のために、合格した殆どの方が同じように苦労しています。いつかその苦労が報われることを信じて自分を奮い立たせましょう。
来年度への道はすでに始まっています。私も総合技術監理部門の取得を目指します。同じ目標に向かって努力出来る方がいるというのはモチベーションアップにつながります。そこでSNSを活用するのも一つの手段です。私はStudyPlusを利用しています。意外と技術士を目指して見える方は多いです。参考にしていただければ幸いです。