30代技術士の成長記録

令和元年度技術士二次試験に合格した30代技術士(機械部門)の成長記録です

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技術士二次試験対策 技術士プロフェッション宣言について

 今日は日本技術士会が発行している技術士プロフェッション宣言について記事にします。技術士二次試験前に必ず目を通しておいたほうが良いかと思いますので、是非最後までお付き合いください。

 

 

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技術士プロフェッション宣言とは?

 ここはそのまま日本技術士会の説明文を引用させてもらいます。

2007年1月に技術士の行動原則を示した「技術士プロフェッション宣言」を社会に向けて発信しました。公益社団法人日本技術士会の理念とすべき“技術士のあり方”について、「技術士プロフェッション宣言」は、会員、会員以外の技術士および技術士を目指す技術者を含めた社会に対し広く示すものです。

出典:技術士プロフェッション宣言|公益社団法人 日本技術士会 

※以下同様

 

 私も技術士を知らない方向けに、技術士について説明する時は参考にさせてもらってます。日本技術士会が発行している公式資料ですからね。

 技術士としてあるべき姿を社会に向けて発信し、存在意義を認識してもらうことで、技術士の活動範囲が広がります。それにより公益確保の場が増えると解釈しています。逆にこの指針に則らずに行動すれば、それは社会的信用を失うことになりますし、活動が制限されてしまいます。これは技術士全体にとって大変不利益になりますので、知らなかったでは済まされないでしょう。

 技術士プロフェッション宣言を意識して行動することは、技術士法第四十四条(信用失墜行為の禁止)や第四十五条の二(技術士等の公益確保の責務)などを守ることに繋がるのです。技術士法を意識して試験に臨むのは鉄則です。よって技術士二次試験受験の際は、これを参考にし技術士らしく振る舞うよう努めました。では、どの点をどのように試験に活かせばいいか?もう少し詳しく解説してみます。

 

試験対策用解説

技術士の行動原則

1.高度な専門技術者にふさわしい知識と能力をもち、技術進歩に応じてたえずこれを向上させ、自らの技術に対して責任を持つ。

 筆記試験においてはコンピテンシーの専門的学識、そして口頭試験では継続研鑽にて必要な概念です。筆記試験においてはいかに自分の知識量と内容が技術士にふさわしいかアピールする。口頭試験ではそれらを日々どの様に向上させているかアピールします。

2.顧客の業務内容、品質などに関する要求内容について、課せられた守秘義務を順守しつつ、業務に誠実に取り組み、顧客に対して責任を持つ。

 技術士法第四十五条の技術士等の秘密保持義務ですね。ここは口頭試験では押さえるべき点でありますが、筆記試験では問題形式上あまり関係のない項目ですね。

3.業務履行にあたりそれが社会や環境に与える影響を十分に考慮し、これに適切に対処し、人々の安全、福祉などの公益をそこなうことのないよう、社会に対して責任を持つ。

 公益の確保ですね。技術者倫理としては最も優先して考えなければならない項目です。試験においては様々な角度から公益確保に関する考えを述べると良いでしょう。例えば、機械を設計するには、オペレータの安全を考慮する必要がありますし、健康被害を及ぼさないよう有害物質の排除が必要です。また持続可能性も考慮し、環境配慮設計を行わなければなりません。このように様々な角度から留意点を述べ、公益確保を重要視している点をアピールします

プロフェッションの概念

1.教育と経験により培われた高度の専門知識及びその応用能力をもつ。

2.厳格な職業倫理を備える。

3.広い視野で公益を確保する。

4.職業資格を持ち、その職能を発揮できる専門職団体に所属する。

 1~3項は技術士の行動原則と被ってますので、4項のみ解説します。技術士がその資格を活かすためには、専門とする分野の団体に所属しなければなりません。なぜなら日々の研鑽は就業中にも必要だからです。業務外での研鑽はもちろんですが、日々の仕事を通して新しい技術に触れたり自らの専門技術を使うことで、技術力を常に向上させることが出来ます。技術士はコンサルタント資格ですから優れた技術力が必要です。ここは業務経歴票にて見られるポイントかもしれませんね。つまり口頭試験で重要になってきます。

 

 

最後に

 技術士プロフェッション宣言を筆記試験や口頭試験に活かすなら、コンピテンシーと照らし合わせながら、より具体的な技術士像をイメージしそれをアピールする力を身に着けます。技術士試験は、国に仕える技術者の採用試験の様なものだと考えています。ただ知識や経験をアピールするのではなく、上記のような指針を踏まえたうえで必要とされている技術者像を意識して答案を作成したいですね。