このご時世で、技術士二次試験が行われるのか不安に思う方も多いかと思いますが、まずは行動を起こさないと何も始まりません。つまり、受験申込書を出しましょうということです。今回は受験申込書の作成についてポイントを整理していきます。
まず重要なポイントは以下の3つです。
①申込書の配布が始まる前から下書きを準備すること
②口頭試験を見据えた内容とすること
③添削を受けること
①申込書の配布が始まる前から下書きを準備すること
申込書の配布が始まるのは4月の頭です。受付はその4.5日後です。そこから2週間後には締め切りです。これは長いと感じるでしょうか。答えは人それぞれで、2週間で準備をしようとした人にとっては短すぎると思います。私は1ヶ月かけました。よく試験勉強の計画を立てる方がいますが、技術士試験においては受験申込書の作成計画がとても重要です。なぜそこまで時間をかける必要があるのか?については次で説明します。
②口頭試験を見据えた内容とすること
申込書と聞くと、名前や生年月日、住所などの個人情報を書くものだと解釈してしまいがちですが、技術士試験の場合、受験資格を満たすかどうかを証明するために経歴を記載しなければなりません。この時点で技術士試験の仕組みを理解せずに、適当に済ませた場合はアウトです。申込書に記載した内容は、口頭試験にて評価されます。口頭試験合格率は例年80%程度であり、私が推測するに残りの20%は申込書に不備があります。自分の申込書が80%側になるような工夫が必要です。業務棚卸し、叩き作成、添削、フィードバックを計画的にこなしましょう。
③添削を受けること
よく添削を受ける目的に論文対策が挙げられますが、セットで申込書を添削してくれる講座も多く存在します。ここで重要なのは早くそのことを踏まえて計画を立てることです。添削の申し込みができた人は、合格の確率が高まるでしょう。私も添削していただきましたが、真っ赤になって返ってきました。特に業務経歴の詳細に関しては、何回も書き直したはずです。添削は、メールや郵送などによるやりとりや直接指導など手法は多岐に渡ります。共通して言えることは、相手がいてその都合次第で予定通り進まない恐れがあるということです。つまり、添削を受ける場合は3月上旬から準備しましょう。
とりあえず簡単に書きましたが、もう少し細かい話は別の記事で書きます。この時点であまり時間が無いかとは思いますが、少しでも参考になれば幸いです。