30代技術士の成長記録

令和元年度技術士二次試験に合格した30代技術士(機械部門)の成長記録です

技術士二次試験の勉強方法①

 皆さん受験勉強は順調でしょうか。今回は技術士二次試験の勉強方法について記事にします。まだ受験申込書を出していない段階であれば、この記事は参考になると思いますので、是非最後まで目を通していただけますと幸いです。

 

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勉強方法にも色々

一般的に、大枠の勉強方法は以下の3つだと認識しています。

①独学

②職場や知り合いの技術士から指導を受ける

③有料講座に参加し指導を受ける

どれを選ぶべきかは人それぞれですが、最初によく調べずに勉強を始める人は大抵①独学ですね。それではひとつずつ解説していきます。

①独学

 独学は先ほど申し上げた通り、一番最初に選ばれる勉強方法だと思います。それではメリットデメリットを見ていきます。

(メリット)

・費用があまりかからない。

・勉強スケジュールは自分で決められる。

 

(デメリット)

・勉強方法を自分で模索する必要があり、効率が悪い。

・参考書を自分で選ぶ必要があり、内容の善し悪しで勉強効率がかわる。合格率にも影響出る。

・論文の添削をしてもらえない。

・口頭試験の模擬試験が受けられない。

 

私の場合、最初の2カ月ほどは独学で進めましたが、絶対合格したいと思うと他者よりも効率の悪い勉強方法を選ぶ選択肢はありませんでした。

職場や知り合いの技術士から指導を受ける

 先に合格した方から指導を受けることになります。同じくメリットデメリットを見ていきます。

(メリット)

・費用は掛からない。 ※報酬を払う場合はその分の費用が発生する。同じ企業の方ならほぼ無償で対応してくれるはず。

・合格者の経験を取り入れた効率の良い勉強方法が選べる。

・論文添削が受けれる。

・口頭試験の模擬試験が受けれる。

・身近にいる場合は、いつでも相談できる。

(デメリット)

・勉強方法が参考になるかどうかは指導技術士の力量による。

 (自分に適した内容かどうか判断つかない)

・指導技術士の部門、選択科目が自分と異なる場合、論文や口頭試験において適切な指導が受けられない。

・相手の都合次第で指導が受けられなくなるリスクがある。

・建設部門以外の部門は技術士の絶対数が少ないため、指導技術士を探すことが難しい。

 

私はデメリットにあるように、周りに技術士がいなかったため、この勉強方法は選択できませんでした。

 

③有料講座に参加し指導を受ける

 「技術士二次試験 講座」などで調べたら出てきますが、多くの有料講座があります。当然すべて技術士の方が運営しております。それではメリット、デメリットを見ていきます。

(メリット)

・技術士に指導を仰げる。

・毎年複数人の指導を受けている場合が多く、指導のノウハウが充実している。

・最新の受験対策指導が受けられる。

・専用の参考書を作成している。

・スクーリングがある。

・論文添削、口頭試験模試が受けられる。

・高額なためモチベーションが高まる。(退路が断たれるという表現の方が正しいかも)

(デメリット)

・費用が高い(20万以上の講座もある)

・複数人を相手にしているケースが多く、対個人に弱いと思われる。

 ※詳しくはわからないので他でも調べたうえで判断してください。

・地方在住だと通学費用が余分にかかる。

・口頭試験模試の回数が稼げない。(1回数万円)

 

私の受験勉強方法

 私は上記のうち、③になります。 ①は比較的費用がかからない方法です。参考書などの投資だけになります。が、時間というもっと大切なものを投資しています。 勉強効率が悪く余計な時間を使う、要点が押させられず不合格になり勉強期間が延びる等です。

 ②は前述した通り、周りに技術士の方が見えなくて不可能でした。もし最短で、つまり1回で合格したいのであれば、有料講座を受けることをお勧めします。ポイントは、スクーリングを受けるか否か。10万円ほどの開きがあります。私は添削のみの通信講座で十分だと感じたので、5万円ほどで済みました。スクーリングの要否に関しては、他の方の記事から参考にしていただければと思います。

 また、口頭試験の模擬試験は有料講座を使うと非常に高いです。ですが1回は受けたほうがいいとは思います。おすすめは、最初に有料講座を受けて課題を見つけた後、家族や友人、同僚などを相手に毎日対策することです。別記事で書きますが、私は2週間毎日家族に口頭試験の試験官役を依頼しました。当然リアルな質問や会話のキャッチボールはできませんが、少しでも場慣れする、時間のペース配分を身に着けるには有効だったと思います。

 

(2020年8月11日追記)

 記事を作成し続けたことで、大分受験対策のノウハウが整理できてきました。上記の②に関して困っている方が見えましたら、お問い合わせよりご相談ください。記事に出来ていない部分に関しては、可能な限り個別にお答えしますので、返信用アドレスを忘れずにお願いします。