30代技術士の成長記録

令和元年度技術士二次試験に合格した30代技術士(機械部門)の成長記録です

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技術士取得のメリット 技術士二次試験

 インターネット上でよく議論されてます技術士取得にメリットはあるのか?について記事にします。長期間に及ぶ試験勉強は気持ちが落ち込みやすいですね。そんな時のモチベーション向上に役立てていただければと思います。

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一見メリットは少ないように見えるが‥

 名称独占資格である技術士は、その他業務独占資格(弁護士、医師など)と違い、一部の部門を除いて技術士でないと出来ない業務はありません。

 特に機械部門は、私のような産業機械の設計に携わるものにとってはメリットはありません。しかし、それでも受験を志す方の受験動機とは一体何でしょうか。私は少なくとも技術士が名称独占資格であろうがなかろうが目指していたと思います。元々高い志を持っていれば、自然と目指します。登山家がより高い山に登ろうとするのと同じ感覚なのではないかと考えます。

 ただ、そんな高い志がないからと技術士取得に前向きになれないという方、きっかけが技術士取得でもいいと思うんです。決して技術士は世界最高峰の山でもない、誰でも目指せてその先の人生を楽しむきっかけになる。そんな山ですね。簡単とは言いません、ただし技術士の先にある見えないゴールからしたら、スタート地点に近いのではないでしょうか。多くの成長の機会を得られる資格って素晴らしいですね。

 よって、まずメリットをあげるなら、先の技術者人生をより楽しく生きることができることだと思います。

 

身につけたスキルは本物

 資格試験はその性質上合格が目的になりがちです。なぜなら合格という結果を得ることに必死になって、その過程を大事にしないからです。

 資格試験の勉強は、その分野の知識を暗記することから始まります。しかし、大体の資格試験において出題傾向というのは偏っています。つまり重要なポイントを抑えるだけで合格できてしまう場合があるのです。これは過程を大事にしているとは言えませんし、短期間の勉強で済む場合も少なくない為、試験が終わったらすぐ忘れてしまうのではないでしょうか。

 技術士試験は、問題を推測することは可能ですが、それにしても抑えなければならないポイントが多すぎて、結局苦労を伴います。定期的に試験の出題方法が変わることもありますし、受験者の底力が試されます。運では合格できません。他の記事でもお伝えしましたが、技術士試験は受験者が技術士を名乗るにふさわしいスキルを有しているかを確認されています。試験勉強開始直後から合格ラインを超えている人はそこまで多くないでしょう。つまり技術士合格までの勉強で身につく力は、技術士としてふさわしい本物の技術力です。これはとても大きな財産です。 

 

その他のメリット:人脈が広がる

 技術士になることで人脈が広がることも考えられます。類は友を呼ぶということわざがあるように、技術に関して専門能力の高い人間の括りにされますから、当然その中での出会いも増えてくるでしょう。例えば、あなたの勤めている会社に企業内技術士会があるとします。そこは技術士かそれを志す者に入会資格が与えられます。向上心の強い人間の集まりですから、会社という小さな枠の中でも目新しい知識の共有が出来ることでしょう。自然と技術力も向上していきます。そして更には外部セミナーの講師、論文の寄稿、学会発表など様々なステージアップを経て知名度が向上し、黙っていても人が集まってくるのではないでしょうか。これはあくまで理想論ですが、最初の扉を開くにはパスポートとなる技術士資格が必要なのです

 

その他のメリット:収入が安定する

 技術士は業務独占資格ではないとはいえ、高等な専門的応用能力を備えていることを証明する資格には変わりありません。技術系の最高峰の資格である以上、需要は高いです。特に業界全体で人材不足が共通の問題となっており、技術士ほどの即戦力はどの企業も欲しています。もし自分の収入が明らかに見合っていないと感じるのであれば、一度転職活動をしてみることをお勧めします。私も以前技術士合格前に転職活動を経験しておりますが、受験勉強に専念するため断念しました。転職活動を行い、合格前後でどのように評価が変わるのか?について、今後検証してみたいと思います。

 また技術士というのは技術力を売りにする職業です。普通は定年を迎えた際、退職か嘱託社員になり収入が大幅に減ります。しかし、技術士は定年後独立する方も少なくありません。知識や経験、応用能力が生かせる限り現役でいられるのです。生涯技術者でいたいと申される方も多くいます。

 今後受け取れる年金も少なくなることが予想され、老後の貯蓄は2000万円必要とも言われています。歳をとっても職を失わないという意味では、将来性は非常く、収入も安定しているのではないでしょうか。

 

デメリットとも上手く付き合う必要がある

 しかし技術士取得はメリットばかりではありません。特に自分に自信のない方にとってはその看板が大きくのしかかります。周りの目を気にしたり、要求以上の成果を出すために苦悩することも大変ストレスになります。私の場合まだ30代ということもあり、周りの技術者と経験で劣る部分も多々あります。その差を何とか埋めるために、研鑽を続ける必要があるのです。大変な苦労を伴います。

 しかしそれだけ成長を楽しめたり、成功体験を得る機会があるということです。最初にも書きましたが、とても充実した技術者人生を歩めるチャンスです。ただ決められたノルマをこなす仕事よりも、よっぽど楽しくないですか?私はここに最大のメリットがあると断言できます。デメリットも捉えようによってはメリットに変えられます。この記事を読んだことで、技術士受験のきっかけやモチベーション向上に繋がれば幸いです。