30代技術士の成長記録

令和元年度技術士二次試験に合格した30代技術士(機械部門)の成長記録です

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技術士が世の中に求められるには

 大分寒くなってきており、日本海側の豪雪は自然災害と言ってもいいほど深刻な問題として私は捉えています。雪国からしたらまぁ慣れたものだという声もあるかもしれませんが、雪が降る寒い中車が立ち往生すると言うのは、下手すれば凍死や一酸化炭素中毒死などの危険もあり笑い事ではありません。該当地域の方は十分気をつけて外出をしていただきたいと思います。

 さて本題ですが、今日は技術士試験対策から脱線してみましょう。私が技術士となって半年がたちましたが、技術士の評価は私が思っていた通り、高いと言えるものではありませんでした。評価が高くないと言う事は、必要とされてないとも言い換えられます。技術士として、世の中に求められるにはどうすべきか?について記事にしてみます。これから技術士になろうとしている方、また既技術士の方向けに是非読んでいただきたい内容となっております。それでは最後までお付き合いください。

 

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技術士の評価は?

 技術士に関する評価を調べたところ、世間的には評価は低いが、資格としては価値が高いということでした。※アンケートをとったわけではとりません。あくまで個人の見解です。

 まず世間的には評価が低い、についてですが、技術士はそもそも認知されていないことから、マイナー資格と思われることも少なくありません。マイナー資格は一般的に軽視されることが多いです。その価値を十分に表現できず、威厳が保てないためです。技術士でないとできないことは多くありません。技術士は部門によっては名称独占資格ですから、弁護士などの業務独占資格に比べたら「足の裏の米粒」のようなもので、取得してもさほど意味がない、との意見もあります。

 

私の意見は、というと

全くそんなことはありません。

 

 まずそもそもそのような資格にあえてチャレンジすることにどれ程の気力が必要か、考えてみてください。合格率から見るに、多くの人が技術士二次試験合格のために身を削る思いで臨んでいる事は容易に想像できます。私もそのうちの1人です。しかしそれは、当事者にならないと分からないというのが事実です。例えば私が自社で初めて技術士になったときも、誰も正しくそのことを評価できませんでした。チャレンジしてやっと分かるのです。分かるのであればすぐ技術士になれますよ。技術士になるための努力は、問題集を何周したとかそういう明確な数字では測れません。

 このように、技術士とそれ以外の方の間には評価に大きな差があると思われます。ではこの差を埋めるためにはどうすれば良いでしょうか。

 

技術士が評価されるには?

 企業内での技術士の扱いつまり評価は、世間の評価にそのまま反映されます。よってまずは企業内での技術士の地位向上させる必要があります。私がもしこのまま出世していくなら、技術士に特権を与えます。社内で何かをする為に必要な資格として、企業内で特別な存在であることを周知します。どこの会社でもそうなれば、勝手に技術士の評価は高まります。言ってしまえば院卒と学部卒で入社時から職階が異なるのと同じくらい分かりやすくすればいいのです。

 しかし、それには技術士の数があまりにも少なすぎます。3番目に合格者が多い機械部門ですら、毎年300人も技術士になれないのが現状です。日本には20万社以上のメーカーが存在するとのことで、700社に1人程度の割合です。結局技術士の評価を定着させるためには技術士の数を増やすしかありません。卵が先か鶏が先か‥。難しい話です。技術士は実務経験が必要な資格であるため、大学を卒業してから勉強を離れてしまうと、奮起するのは大変です。大学生の時から技術士を目指すようなプログラム(博士課程の様なもの)を創設したらどうかと思います。

 

 特別な地位に就かせる為に必要な資格にするには、試験を受験するためのメリットがもう少し明確にならないといけないですね。話が循環してしまいますが、まずは技術士が増えるのが先か特権を与えるのが先か。私は国から「これからの技術者として必要な素養に、技術士であること」をもっとアピールしていただきたいと願います。偉大な技術者の集まりである大企業でも技術士の数が少ないのは、技術士である必要がないと言っているようなものです。このイメージの払拭を日本中で行なっていく必要があります。例えば、求人募集などで技術士であることを条件に挙げてみるなどですね。

 

まとめ

評価向上の為には

・技術士の評価を上げるにはまず企業内の地位向上を目指す

・地位向上には特権を与える

・教育機関における技術士育成プログラムを作る

・国を挙げて技術士資格の重要性を発信する

・技術士の数を増やす(雇用を増やす)

最後に

 思っていることを素直に表現してみましたが、なかなか難しい問題でありあやふやな解決策しか見つけ出せないのが現状です。まずは、難易度に対するメリットの低さから、その向上心を評価する声が多く生まれることを望み、そして私自身それを発信し続けることで技術士の地位向上に貢献したいです。

 あとは、これは何度も言っていますが業務独占資格への働きがもっとあってもいいと思います。今後記事にしていきますが、更新制度が作られるかもしれないということでこれも資格の評価向上に繋がるかもしれませんね。