今年は模擬試験は開催されないと思っていましたが、在宅での模擬試験を企画されている講座もありますね。例年通りとは行きませんが、心配されていた方にとっては朗報ですね。しかし流石社会人が受ける模擬試験だけあって費用は4〜5万と決して安くはありません。では、そもそも模擬試験を受ける意味とは何でしょうか。今回は模擬試験の必要性について記事にします。
結論から言うと、受験した方が良いと考えます。理由は、私自身が受験しないで後悔したからです。後々分かった情報では、本番において、模擬試験で出題された内容と近い出題があったとのことです。その後本番に向けて論文の事前準備が出来ると言うメリットがあります。また、初受験の方にとっては本番の時間感覚、体力(握力)のペース配分を鍛えられます。一回でどれほどの効果があるのか?と言う話になりますが、模擬試験は主催企業を限定しなければ数回受験できますので、心配な方は『技術士二次試験 模試』で検索すればいくらでも出てきます。
ただし注意が必要です。模擬試験はアウトプットの場です。あくまで現状の問題点と課題を浮き彫りにする意味では効果有りというだけで、インプットには効果はありません。勉強が計画通り進められず、インプット学習が終わっていない場合、アウトプットの練習は二の次です。計画通り進められないと言う時点で技術士としてのコンピテンシー(マネジメント)が欠けてしまっているかもしれません。現時点からでも構いません、試験までの計画を立て、それを実行することが出来れば合格率を高めることができるはずです。