30代技術士の成長記録

令和元年度技術士二次試験に合格した30代技術士(機械部門)の成長記録です

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技術士二次試験 人材育成をテーマに論文を書く際に気をつけること

 技術士二次試験において、人材育成に関する知識は必要不可欠と言っても過言ではありません。なぜならコンピテンシーのマネジメントにおいて、『要求事項の特性を満たす為に、人員などのリソースを配分する』とあるためです。リソースの確保という課題を解決する為には、既存の人員を割り当てるだけでなく、要求レベルに満たない人材を育成する必要があります。

 皆さんは普段の業務において、人材育成をどのように行っているでしょうか。私はこれまでの研鑽の中で、人材育成についても学ぶ機会がありました。その中でいくつかなるほどなぁと感じ、そのまま実践したくなるような考え方がありました。それらを紹介しながら、どのように論文へと展開すれば良いかを記事にしたいと思います。

 

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人材育成とは何か

 人材育成とは企業が主体となって社員が成長できる環境を用意、指導またはその計画を練ることです。技術士試験のキーワードでも人材育成については、「OJT」「OFF JT」「自己啓発」などがあります。詳しくは以下の記事を読んでください。

 人材育成は企業にとって必要不可欠な経営戦略です。企業の成長は人の成長なくしてあり得ないと私は考えます。 

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人材育成が必要とされている背景

 令和2年において、以下のような背景により人材育成が必要とされています。

・少子高齢化問題

・デジタル化社会の到来

・グローバル化戦略

 

少子高齢化問題

 昨今ものづくりにおいてよく問題視されていますが、少子高齢化社会の到来により、次世代の担い手が減少。技術の引き継ぎがうまく出来ない恐れがあるとされてます。

 先日技術士会の講演会に参加してきましたが、若い技術士及び技術者は殆どいませんでした。極端かもしれませんが、これが日本の科学技術界の縮図なのかと思ってしまいましたね。

 このように、技術伝承という課題の方策=人材育成として注目されるに至るのです。

 

デジタル社会の到来

 デジタル社会になることで、大きく技術が進歩し、今までのやり方がそもそも通用しない、といった事態が想定できます。各企業はデジタル人材の獲得に躍起になっていますが、そもそも絶対数が少ないとされています。長い目で見て学生のうちにデジタル技術の教育課程を設けるなどの施策はいいと思うんですが、悠長に構えている間に国際的な競争力の低下が進みます。よって各企業は既存の人材にデジタル技術に関する教育を受けさせ、デジタル人材の育成を進めることが求められます。

 

グローバル化戦略

 中国をはじめ新興国のGDP伸び率は、先進国のそれよりも著しいことから、先進国に含まれる日本は今まで以上に世界に向けて視野を広げていかなければいけません。競争力が低下すれば、経済が崩壊することにもつながります。私が1番危惧している半導体関連はすでに手遅れのレベルまで来ています。日本のお家芸の自動車関連も自動運転、エコカーなどの普及により、世界においていかれないか、そもそも自動車自体が無くなることは想定できているか?など考えれば様々な懸念事項がありますね。

 世界に目を向け、技術を発展させていくことは非常に重要です。競争意識を持つことで、技術もより進歩し、私たちの生活もより良いものになるはずです。時には与えていた側が与えられる側になる事も、必要なことだと思います。このように世界で生き残っていくためには、企業がグローバル戦略を推し進め、他国の技術者と協力して技術の発展に寄与する。そして社員がそれに適応していく必要があります。

 

人材育成は選択肢のうちの一つ

 当然ですが、リソース確保において人材育成は選択肢のうちの一つに過ぎません。例えば、他にも既存の人員を異動させる、募集をかけ社外から採用するなどがありますね。しかし、上記二つは不確実性が高いです。他者の都合が大部分を占めるため、中々実現しないことが多いのです。貴方が課長という立場で考えてみてください。課内の人員を動かすだけでもかなりの労力(引き抜かれるチームや対象者の説得、業務調整など)が必要だということが想像できるでしょう。しかし、1番即効性があるのも事実。目先の利益に捉われず、育成という選択肢が取れるかがマネジメントにおいては重要なのかなと思います。

 

論文に展開する際に気をつけること

 人材育成は長い目で見れば有効であることがわかります。しかし、それは時代背景によってはそうではないかもしれません。まずは何のために人材育成をするのか?人材育成が目的になっていないか?と自問自答しながら論文を書きましょう。あくまで手段であるということです。

 あとは基本的なことですが、「OJT」「OFF JT」「自己啓発」などのキーワードは入れたい。そして誤った使い方をしないことが重要です。技術士二次試験はいかに正しく多くのキーワードを入れるか?がポイントです。

 最後にマトリクス表をみていただければ人材育成に関するキーワードがわかりますので、そちらもあわせてご確認ください。

 

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